精選版 日本国語大辞典 「逗留」の意味・読み・例文・類語
とう‐りゅう ‥リウ【逗留】
〘名〙
① 一か所にとどまって進まないこと。停滞すること。
※続日本紀‐和銅四年(711)五月辛亥「其雖叙位、逗留方便」
※春鑑抄(1629)信「約束をちがへて今すこし逗留して原を得たりとも」 〔漢書‐匈奴上〕
※三代格‐八・承和八年(841)一〇月七日「応四雑貢調庸并停三輙放二逗留状一事」
③ とどまる時間、ひま。
※太平記(14C後)二六「上山我屋に帰り、物具せん逗留無りければ」
④ 物事が滞ること。ぐずぐず先にのばすこと。延滞。
※蔭凉軒日録‐文明一八年(1486)七月九日「今晩恩公上洛。然者相二尋先規一。書紙相調者、清書事不レ可レ有二透留一云々」
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