転ばし床(読み)コロバシユカ

デジタル大辞泉 「転ばし床」の意味・読み・例文・類語

ころばし‐ゆか【転ばし床】

転ばし根太の上に板を張った床。物置や仮設小屋などに用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

リフォーム用語集 「転ばし床」の解説

転ばし床

床組一種。コンクリート床や土間の上に直接、根太、あるいは大引を置き、その上に床を張る工法木造建築の場合は床高十分にとれない場合などに用いる工法で、床下の防湿対策を十分行う必要がある。近年は土間の上に防湿シートを設置し、その上に鉄筋コンクリート製のスラブを設け、防湿性や防蟻性、耐久性や耐震性を高めたものもある。

出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報

世界大百科事典(旧版)内の転ばし床の言及

【床】より

…この場合その部分が根太のみで構成されているものを根太床(単床(たんしよう)),根太の下をさらに床梁で支えてあるものを梁床(複床)といい,梁床のうち,梁として大梁と小梁が組まれているものをとくに組床という。また,これら支持部分が,木造住宅の1階床などにみられるように,地面から床束(ゆかづか)で支えられているものを束立て床(図a)といい,コンクリート系の床版などの上に直接置かれているものを転ばし床(図b)という。このような木造床の仕上げ方としては,根太の上に縁甲板(えんこういた)などを張ってそのまま仕上げとするものや,板や合板を張った上に,プラスチック系のシートやタイルをはったり,じゅうたんや畳を敷いて仕上げとするものなどがある。…

※「転ばし床」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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