根太(読み)ネダ

デジタル大辞泉 「根太」の意味・読み・例文・類語

ね‐だ【根太】

床板を支える横木。「根太が腐る」
1の上に張る板。床板ゆかいた。ねだいた。

ね‐ぶと【根太】

もも・尻など、脂肪の多い部分に多くできるはれもの。化膿かのうして痛む。かたね。

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精選版 日本国語大辞典 「根太」の意味・読み・例文・類語

ね‐だ【根太】

〘名〙
① 床板(ゆかいた)を支える横木。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② ①の上に張る板。根太板
浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)中「貸家といふは名ばかり、破れ家を手前普請、ねだも追付張る筈で、板も買置く」
根底基本基礎
※浄瑠璃・安倍宗任松浦簦(1737)三「密に呼んで談合柱工のねだを外さして、頼義公へ注進し景正殿に吹込んで、入込して首討した」

ね‐ぶと【根太】

〘名〙 いわゆる「おでき」の一種大腿部臀部などにでき、赤くはれてかたく、中心化膿して時に激痛がある。疔(ちょう)。癰(よう)。〔文明本節用集(室町中)〕
※俳諧・竹馬狂吟集(1499)九「口をすひつつはなれやられず ねぶともつかうやくうりに契りして」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「根太」の意味・わかりやすい解説

根太
ねだ
floor joist; common joist; sleeper

床板を支持するため床板に直角に配した水平材。木造建築では一般に大引 (最下階床の場合) ,あるいは床梁 (最下階以外の床の場合) の上に直角方向に架け渡すが,ころばし床では玉石またはコンクリートスラブの上に直接根太を置くこともある。この場合は「ころばし根太」または「埋め根太」ともいう。

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リフォーム用語集 「根太」の解説

根太

木造建築において床を作る際に用いられる横架材名称土台となる横架材の上に設置し、その上に床を貼っていく。

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家とインテリアの用語がわかる辞典 「根太」の解説

ねだ【根太】

床下に渡し、床板をのせて直接支える角材。床が傾いたり、きしんだりするときはこの部材問題があることが多い。

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百科事典マイペディア 「根太」の意味・わかりやすい解説

根太【ねだ】

床板を支持するため,床板に直角に取り付ける材をいう。通常木造では大引の上に載せ,端は根太掛けで受ける。

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