跡の間(読み)あとのま

精選版 日本国語大辞典 「跡の間」の意味・読み・例文・類語

あと【跡】 の 間(ま)

① 次の間。
浄瑠璃・鎌田兵衛名所盃(1711頃)名所屏風「跡の間に酒を呑して、庄司殿が討るる筈と」
物事が、その期を逸していること。手おくれ。あとの祭。
※浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)一「身の程忘れた罰で、襤褸(つづれ)着る様に成たとは今では合点がいても跡の間」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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