精選版 日本国語大辞典 「足取」の意味・読み・例文・類語
あし‐どり【足取】
〘名〙
① =あしづかい(足使)①
※浄瑠璃・国性爺合戦(1715)四「足取手の内四寸八寸身のひらき、ふみこんで打入身の木刀」
② =あしとり(足取)②
③ 歩いた道筋。移動した経路。犯罪人が逃亡した経路をさしていうことが多い。あしあと。
※春の城(1952)〈阿川弘之〉三「知恵子の予定の足どりを追うて」
④ 物事の進みぐあい。時とともに移り変わっていく様子。
※若き日(1943)〈広津和郎〉六「三年の間にわれわれを教へる若い教授達の足どりがまちまちになって来てゐた」
⑥ 「あしどりひょう(足取表)」の略。
あし‐とり【足取】
〘名〙
① 足をとらえること。足をつかむこと。
※竹取(9C末‐10C初)「鼎(かなへ)の上より、手とり、足取して、さげおろしたてまつる」
③ レスリングで、相手の足を取って倒す技。
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