足利城跡(読み)あしかがじようあと

日本歴史地名大系 「足利城跡」の解説

足利城跡
あしかがじようあと

[現在地名]足利市本城一丁目・西宮町

両崖りようがい(二五〇メートル)山頂を中心に北・東・南・西南の各峰尾根部に主要な郭塁を構えた城郭。両崖山城・古屋こや(小屋)城・飯塚山城などともよばれる。城の範囲は東西約六三〇メートル・南北約四〇〇メートルにわたり、山頂最高所の本丸跡は頂部を削平し、東西一五メートル・南北二七メートル。その斜面下には、南部に帯郭跡、東から北・西部に武者走跡、西南部に堀切を隔てて三段の腰郭跡、尾根には塹壕・物見台跡があり、西方天狗てんぐ山には物見櫓跡もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android