赤目滝(読み)あかめだき

日本歴史地名大系 「赤目滝」の解説

赤目滝
あかめだき

[現在地名]名張市赤目町長坂

名張川支流たき川の上流にあり、奈良県宇陀うだ曾爾そに村の山谷より発源して、滝の琵琶たきのびわ淵に入り、それより大小の飛湍激流が続く。瀑布の主なものは、琵琶岩窟がんくつ荷担にない大日だいにち毘沙門びしやもん柿窪かきくぼ(一名陰陽)縋藤すがりふじ(一名藤縋)布曳ぬのびき千手せんじゆ(一名仙寿)不動ふどう霊蛇れいじや(一名伶人)行者ぎようじや瀑等である。現称赤目四十八滝、室生赤目青山むろうあかめあおやま国定公園の中心地の一であり、赤目の峡谷は国指定名勝。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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