赤坂河岸(読み)あかさかかし

日本歴史地名大系 「赤坂河岸」の解説

赤坂河岸
あかさかかし

[現在地名]大垣市赤坂町・赤坂東町

赤坂宿の東端杭瀬くいせ川沿いにあった川湊。赤坂湊ともいう。河岸のあった江戸時代から大正期頃の杭瀬川の流路は、現流路より西へ二町ほどの所にあり、現在は用水路となっている。享和元年(一八〇一)の赤坂宿明細帳に「米の津出し、当宿東株瀬川小船の運ひ御座候に付、積出し申候、桑名迄凡そ拾壱里程、桑名より江戸迄海上凡そ百四十里余」とあり、蔵米はじめ瓦・木材・薪・柴などが積出されていた(赤坂町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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