赤丹秀(読み)あかにのほ

精選版 日本国語大辞典 「赤丹秀」の意味・読み・例文・類語

あか‐にのほ【赤丹秀】

〘名〙 赤く色に出ること。特に、顔色などがほんのりと赤く美しいさま。にのほ。
続日本紀‐天平神護元年(765)一一月二三日・宣命「黒酒(くろき)白酒(しろき)御酒を赤丹(アカニノホ)にたまへゑらき」
[語誌]類義語「に(丹)のほ(秀)」に「あか(赤ないし明)」を冠した語。「にのほ」が、女性の顔色や紅葉など、比較的広く紅が目にあざやかな様子をいうのに対し、これは酒食で顔が赤くなるさまをいう例に偏っている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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