賭弓・賭射(読み)のりゆみ

精選版 日本国語大辞典 「賭弓・賭射」の意味・読み・例文・類語

のり‐ゆみ【賭弓・賭射】

〘名〙
品物を賭(か)けて弓を射ること。かけごとの弓。
公家年中行事の一つ。射礼(じゃらい)の翌日、すなわち正月一八日、天皇弓場殿(ゆばどの)に出御、左右近衛府兵衛府舎人(とねり)が弓を射るのを御覧になって、勝った方には賭物(のりもの)を賜い、負けた方には罰酒を課した。のりゆみのせち。《季・新年》
類聚国史‐七二・十七日射礼・天長元年(824)正月丁卯「賭射。右近衛右兵衛並勝之」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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