弓場殿(読み)ユバドノ

デジタル大辞泉 「弓場殿」の意味・読み・例文・類語

ゆば‐どの【弓場殿/庭殿】

天皇が射技を見るために弓場に面して設けられた御殿。ゆみばどの。いばどの。
平安京内裏校書殿きょうしょでん異称。また、その東庇ひがしびさしの北二間。

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精選版 日本国語大辞典 「弓場殿」の意味・読み・例文・類語

ゆみば‐どの【弓場殿】

〘名〙 宮中で行なわれる射技に天皇が臨席する建物。いばどの。ゆばどの。
書紀(720)清寧四年九月(図書寮本訓)「天皇、射殿(ユミハトノ)に御す。百寮及び海の表の使者に詔して射しめたまふ」

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世界大百科事典(旧版)内の弓場殿の言及

【射場殿】より

…射殿,弓場殿(ゆばどの)ともいう。平安宮内裏にあり,恒例の賭射(のりゆみ)の際に天皇が臨む所。…

※「弓場殿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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