出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…普通に〈高僧伝〉というときは本書を指すことが多い。 これをうけつぐのが唐の道宣撰《続高僧伝》30巻,宋の賛寧撰《宋高僧伝》30巻,明の如惺撰《大明高僧伝》8巻で,これら4書を総称して〈四朝高僧伝〉という。《続高僧伝》は,《唐高僧伝》とよばれることもあり,南朝の梁から唐初の貞観年間(627‐649)にかけての高僧たちの伝記集である。…
…前後144年,694人(本伝485,付伝209)の列伝を収める。第3は,宋の賛寧が,988年(端拱1)に上進する《宋高僧伝》30巻で,先の道宣のあとをうけ,編者の時代にいたる約300年,657人(本伝531,付伝126)の列伝である。 いずれも,勅撰の正史に準ずる一貫した編集であり,3書ともに同じ十科の分類方法(表参照)をとる。…
※「賛寧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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