貧乏隠(読み)びんぼうかくし

精選版 日本国語大辞典 「貧乏隠」の意味・読み・例文・類語

びんぼう‐かくし ビンバフ‥【貧乏隠】

〘名〙
貧乏を隠そうとして体裁を飾ること。また、そのために使う物。
仮名草子・よだれかけ(1665)序「友のがりゆきて予が貧乏かくし屏風下張を望み侍るに」
② 特に、押入れのこと。
滑稽本・滑稽雌黄(1759)三「かかる人は押入にだもおとれり、世に貴様を貧乏(ビンボフ)かくしといふ、雑具を入るるゆゑんにあらず」

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