豊浦浜村(読み)とようらはまむら

日本歴史地名大系 「豊浦浜村」の解説

豊浦浜村
とようらはまむら

[現在地名]小松島市豊浦町・赤石町あかいしちよう

大林おおはやし村の北に位置し、北部は小松島湾に臨む。近世那賀なか郡のうち。寛文四年(一六六四)の開発とされる(勝浦郡志・小松島市史)。享保三年(一七一八)の棟付人数改帳(栗本家文書)に豊浦浜庄屋として六左衛門が記される。明和三年(一七六六)和田津わだつ新田の西手、豊浦浜の境の地が西開にしばりとして開拓されることが紀伊国屋茂平に許可されている(「西開下札」同文書)。天明六年(一七八六)の村々浦里男女人改帳(守野家文書)では「豊浦浜」として男七五・女五三。「阿波志」に「豊浦」とあり、かつては大林村のうちで、水陸田六町余・高三石余、家数二九・人数一三五。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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