豊四季(読み)とよしき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「豊四季」の意味・わかりやすい解説

豊四季
とよしき

千葉県北西部,柏市中西部の地区下総台地上にあり,近世には江戸幕府直営牧場の小金五牧一部明治時代には入植による新田開発地となる。宅地化が進み,大規模な住宅団地がある。

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世界大百科事典(旧版)内の豊四季の言及

【下総台地】より

…国府台(こうのだい),習志野,下志津原など台地面上の原野を示す地名が多く,近世には佐倉七牧,小金五牧などの幕府の牧場がおかれていた。谷沿いや台地の端の集落は根古谷(ねごや)(現,八街(やちまた)町)など中世起源のものが多いが,台地上では明治以降開拓が進み,豊四季,十余二(とよふた)(ともに現,柏市),八街などは明治初年以降の開拓集落であり,陸軍の演習場であった下志津原などは第2次大戦後の開拓集落である。東京および京葉地域に近い位置にあって粗放利用地の多かった台地面には,千葉ニュータウンなど大規模な住宅団地や工業団地が1960年代後半以降次々に建設され,三里塚の御料牧場跡には新東京国際空港(成田空港)が78年開港した。…

※「豊四季」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」