精選版 日本国語大辞典 「譬・喩」の意味・読み・例文・類語
たとえ たとへ【譬・喩】
※万葉(8C後)七・一一三七「宇治人の譬(たとへ)の網代吾ならば今は寄らまし木屑(こつみ)来ずとも」
※源氏(1001‐14頃)若菜上「古への世のたとへにも、さこそはうはべにははぐくみげなれと、らうらうじきたどりあらむも賢きやうなれど」
たと・う たとふ【譬・喩】
[1] 〘他ハ四〙 =たとえる(譬)
※類従本賀茂女集(10C後)「つれづれと雨のふるをながめいたるをなむ、まなこをばなかるる水にたとへり」
[2] 〘他ハ下二〙 ⇒たとえる(譬)
たと・ゆ【譬・喩】
※土井本周易抄(1477)一「陽を竜に譬ゆる程に陰を馬にたとゆるぞ」
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