譚人鳳（読み）たんじんぽう（英語表記）Tan Ren-feng; T`an Jên-fêng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

譚人鳳
たんじんぽう
Tan Ren-feng; T`an Jên-fêng

[生]咸豊10(1860)
[没]1920. 上海
中国の革命家。号は石屏。湖南省新化の人。教師をしていたが，会党と結んで反満活動を行い，また華興会に参加，光緒 32 (1906) 年日本に亡命，中国革命同盟会に参加。宋教仁らと揚子江流域の革命勢力を結集して，同盟会中部総会を結成し，1911年 10月 10日の武漢蜂起を促進した。辛亥革命後，粤漢鉄路督弁，長江巡閲使などを歴任，第二革命で亡命，第三革命や護法戦争に参加したが，意を得ず，上海で病死。

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世界大百科事典（旧版）内の譚人鳳の言及

【共進会】より

…形式的には中国同盟会の下部団体ではあったが，孫文の広東重視策を不満とし，長江(揚子江)流域を革命運動の主対象とすることを主張，あわせて会党工作に力点を置いて，独自の活動を展開した。やがて11年(宣統3)9月，同盟会中部総会の譚人鳳の指導下に，文学社と協力し，10月10日の武昌蜂起を実現させた。【藤本 博生】。…

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出典｜株式会社平凡社「世界大百科事典（旧版）」