謳れる(読み)うたわれる

精選版 日本国語大辞典 「謳れる」の意味・読み・例文・類語

うたわ‐・れる うたは‥【謳れる】

〘他ラ下一〙 うたは・る 〘他ラ下二〙 (動詞「うたう(歌)(一)」の未然形に、受身の助動詞「れる」が付いてできたもの) 人に評判される。人に言いたてられる。現代では、多くほめて言われる場合に用いる。
仮名草子東海道名所記(1659‐61頃)一「ゆきがたしらずうせにけりと、檀那にうたはれ侍べる」
野分(1907)〈夏目漱石〉一「博士になり、教授になり、空しき名を空しく世間に謳(ウタ)はるるが為」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android