謙・遜(読み)へりくだる

精選版 日本国語大辞典 「謙・遜」の意味・読み・例文・類語

へり‐くだ・る【謙・遜】

〘自ラ五(四)〙 相手をうやまう気持自分を卑下する。謙遜する。
書紀(720)允恭即位前(図書寮本訓)「天皇岐嶷(かふろ)にましまし総角に至るまでに仁恵(うつくしひめくみ)ましまして倹下(ヘリクタリ)たまへり」
評判記色道大鏡(1678)四「たいこ女郎となるならば身をへりくだり気をかろくせよ」

へり‐くだり【謙・遜】

〘名〙 相手をうやまう気持で、自分を卑下すること。謙遜。
※天草本伊曾保(1593)狼と、羊の譬への事「ダウリヲ ソダテヌ アクニンニ タイシテワ ゼンニンノ ダウリト、ソノ fericudarimo(ヘリクダリモ) ヤクニ タタズ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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