諾神社(読み)なぎじんじや

日本歴史地名大系 「諾神社」の解説

諾神社
なぎじんじや

[現在地名]奈義町成松

那岐なぎ山を水源とする実兼さねかね川右岸に鎮座。祭神伊弉諾神、旧県社。初め那岐山頂に鎮座、奈義大明神と称し勝田郡の総鎮守であったが、のち山麓の不老おいせぬ森に遷宮、諾大明神に改めたという。しかし同地が陸軍演習場になるため、大正八年(一九一九)現在地に移る。または那岐山大神岩に伊弉諾尊が降臨したのを三穂太郎が麓に勧請したとも伝える。「三代実録」貞観五年(八六三)五月二八日条に「美作国従五位下天石門別神、奈癸神、大佐々神並授従五位上」とあり、このとき社領八町歩を受けたと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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