詩編・詩篇(読み)しへん

精選版 日本国語大辞典 「詩編・詩篇」の意味・読み・例文・類語

し‐へん【詩編・詩篇】

[1] 〘名〙 詩の編章。詩。また、詩を集めた書物詩集
※菅家後集(903頃)九月十日「去年今夜侍清涼、〈略〉 秋思詩篇独断腸」
源平盛衰記(14C前)二「彼の楽天の筆に自在を得給ひて、聊(いささか)も作り給へる詩篇(シヘン)を」 〔元稹‐代曲江老人詩〕
[2] (詩篇 原題Psalmi) 「旧約聖書」の第一九書。希求痛悔、神の恵みに対する哀願、感謝、賛美預言、人生省察などの賛歌頌歌(しょうか)一五〇編を集録したもの。典礼祈祷(きとう)に多く用いられる。

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