記号学習(読み)きごうがくしゅう(英語表記)sign learning

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「記号学習」の意味・わかりやすい解説

記号学習
きごうがくしゅう
sign learning

心理学者 E.C.トールマン用語。トールマンによれば,学習とは刺激に対する一連反応パターンを習得することではなくて,ある刺激対象 (記号) に対するある一定の反応が,一定の結果を招来するという認知地図の獲得であるという。この意味では,古典的条件づけにおけるベルの音は報酬 (餌) の記号であり,道具的条件づけでは正の刺激が報酬の記号である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android