触神社(読み)くしふるじんじや

日本歴史地名大系 「触神社」の解説

触神社
くしふるじんじや

[現在地名]高千穂町三田井

三田井みたい中心部の東、丘陵地の一角にある触峰に鎮座する。祭神は天津彦彦火瓊瓊杵尊ほか四神。旧県社。「日向地誌」によれば明治四年(一八七一)二上ふたがみ神社と改称されたというが、同四三年にもとの社名である触神社に改められた。天孫降臨の伝説の地としても知られる。「日本書紀」神代下では「高千穂の触峰」とあり、「古事記」神代には「高千穂の久士布流多気」とみえる。元来、峰そのものが神体山として崇められ、高千穂八八社の一座に数えられた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android