角石祖母村(読み)ついしそぼむら

日本歴史地名大系 「角石祖母村」の解説

角石祖母村
ついしそぼむら

[現在地名]中央町角石祖母

北西は大垪和西おおはがにし村、南西は角石畝ついしうね(現御津郡建部町)。東のさかい村との境界をなすみやたわは、吉井川水系の打穴うたの川と旭川水系の滝谷たきたに川の分水嶺。宮ノ乢は街道の交差する地点でもある。もと角石村で、正保二年(一六四五)頃までに三村に分れたと思われる。角石の地名は垪和郷の地に角石があり、名高かったので名付けられたという(久米郡誌)。永禄一二年(一五六九)三月二六日の誕生たんじよう(現久米南町)の御影堂建立奉加帳写(誕生寺文書)に「ソホ」とあり、当地をさすか。正保郷帳では田方一四六石余・畑方一七二石余。元禄一〇年(一六九七)の美作国郡村高辻帳の改出高五三石余・開高三石余。「作陽誌」の戸口は四六軒・三〇三人。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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