観中中諦(読み)かんちゅう ちゅうたい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「観中中諦」の解説

観中中諦 かんちゅう-ちゅうたい

1342-1406 南北朝-室町時代の僧。
康永元=興国3年生まれ。臨済(りんざい)宗。夢窓疎石に師事してその法をつぐ。応安6=文中2年(1373)元(中国)にわたるが,紅巾(こうきん)の乱後で道路事情がわるく,まもなく帰国。京都等持寺住持などをへて応永7年相国寺の住持となった。応永13年4月3日死去。65歳。阿波(あわ)(徳島県)出身。俗姓は日奉(にちぶ)。諡号(しごう)は性真円智(しょうしんえんち)禅師。著作に「碧巌抄」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android