見当違(読み)けんとうちがい

精選版 日本国語大辞典 「見当違」の意味・読み・例文・類語

けんとう‐ちがい ケンタウちがひ【見当違】

〘名〙 (形動)
① めざす方向をまちがえること。また、そのまちがった方向。見当はずれ。
※満韓ところどころ(1909)〈夏目漱石三一「見当違(ケンタウチガヒ)方角へ連れて行ったのは」
推測判断を誤ること。判断が的を射ていないこと。また、そのさま。見当はずれ。的はずれ。
恋慕ながし(1898)〈小栗風葉一八「馬鹿々々しい、見当違(ケンタウチガ)ひのお手入を吃(く)ひ懸けてね」

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