見一(読み)けんいち

精選版 日本国語大辞典 「見一」の意味・読み・例文・類語

けん‐いち【見一】

〘名〙 珠算による割り算一つ除数が二けた以上の割算で、独特の九九を用いて行なうもの。その九九の初段先頭が「見一無頭作九の一」であるところから出た名称。見一無頭算。
割算書(1622)見一之次第「置不置時は見一(ケンイチ)無当作九一と云ふ」

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デジタル大辞泉 「見一」の意味・読み・例文・類語

けん‐いち【見一】

珠算の二けた以上の割り算。除数と被除数を見て、答えがどう出るか見当をつけるもの。用いる九九の初段の先頭が「見一無頭作九の一」であるところから出た名称。

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