西阿知和村(読み)にしあちわむら

日本歴史地名大系 「西阿知和村」の解説

西阿知和村
にしあちわむら

[現在地名]岡崎市西阿知和町

青木あおき川と真福寺しんぷくじ川とに挟まれた沖積地に位置する。東は三河高原の先端の丘陵地に山林が散在する。北は真福寺村、南は百々どうど村・東阿知和村と青木川を挟んで対している。西は東蔵前ひがしくらまえ村に続き足助あすけ街道に近い。村の中央を真福寺道が通る。

「阿知和松平家旧記」に永享年中(一四二九―四一)松平信季が阿知和の城主となり阿知和右衛門大夫と改名代々ここに住むという。天正以後岡崎藩領、宝暦一二年(一七六二)幕府領となり、明和七年(一七七〇)再び岡崎藩領となって明治に至る。額田手永に属し、享和二年書上には高一八四石余、人別一六九人、うち男八三・女八六、馬五匹。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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