西牛谷村(読み)にしうしがいむら

日本歴史地名大系 「西牛谷村」の解説

西牛谷村
にしうしがいむら

[現在地名]総和町西牛谷

東牛谷村の西に所在。北東から南にかけては大山おおやま(現在は水田)上流とその入沼、西は大山沼上流、北は台地。村域はほぼ東西に狭小で北部に平地林を有する。古墳時代の遺跡に台地西端の西遺跡があり、土師器出土。字田向たむかい田向遺跡も同様とみられる。近世以前は東牛谷村とともに牛谷郷を形成したと考えられる(→東牛谷村。「寛文朱印留」に「西牛谷村」がみえるので、これ以前に東牛谷村と分れ、明治に至るまで古河藩領。

村高は元禄一一年(一六九八)の古河領村々高御改帳写(関正春文書)に本高一一一石のほかに一二九・四〇六石が記され、合計高は二四〇・四〇六石である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android