行大名の帰り乞食(読み)ゆきだいみょうのかえりこじき

精選版 日本国語大辞典 「行大名の帰り乞食」の意味・読み・例文・類語

ゆき【行】 大名(だいみょう)の帰(かえ)り乞食(こじき)

旅行などで、往路はまるで大名のように豪勢に金を使い、帰路には旅費が乏しくなって、乞食のようにみじめな思いをすること。最初に無計画に金を使ったばかりに、あとではどうにも動きがとれなくなってしまうこと。
※歌舞伎・善悪両面児手柏(妲妃のお百)(1867)四幕「私共は、行き大名の帰り乞食で、切り詰めの道中だから」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android