藤野厳九郎(読み)ふじの げんくろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤野厳九郎」の解説

藤野厳九郎 ふじの-げんくろう

1874-1945 明治-昭和時代前期の医学者。
明治7年7月1日生まれ。34年仙台医専講師,のち教授。37年に入学した中国人留学生周樹人(魯迅(ろじん))から終生恩師として敬愛され,その作品「藤野先生」にえがかれた。晩年,郷里の福井にかえり開業した。昭和20年8月12日死去。72歳。愛知医学校(現名大医学部)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藤野厳九郎の言及

【芦原[町]】より

…40~70℃の食塩泉で京福電鉄が通じ,約70の旅館,保養施設があって東尋坊,永平寺などへの観光拠点となり,近くの芦原ゴルフ場は白山と日本海の景観で知られる。舟津に貝塚,番田(ばんでん)に弥生遺跡があり,本荘は魯迅の《藤野先生》のモデルとなった藤野厳九郎の生地。【島田 正彦】。…

※「藤野厳九郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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