藤若子(読み)とう じゃくし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤若子」の解説

藤若子 とう-じゃくし

?-? 江戸時代中期-後期銅版画家。
京都の人。文化3年(1806)蘭方医広川獬(かい)が翻訳・刊行した「蘭療薬解」に銅版画の付図を掲載している。広川が「すてれきわあとるの法」として紹介した腐食銅版法をもちい,関西における銅版画制作の草分けとされる。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例