藤田尾村(読み)ふじたおむら

日本歴史地名大系 「藤田尾村」の解説

藤田尾村
ふじたおむら

[現在地名]高来町富地戸名ふじとみよう

小江おえ村の南西に位置し、南部有明海に臨む。六名の落武者らが上陸して当地の開発にあたったという所伝があり、それぞれ氏神として祀った神を合祀したのが六所ろくしよ宮とされる。江戸時代は諫早いさはや郷に属し、肥前佐賀藩親類同格の諫早家領。慶長国絵図に「長田ノ内 藤田尾」とあり、正保国絵図では藤田尾村として高五石余となっている。元禄国絵図でも高五石余で、玄梁院代配分村付帳では地米高五九石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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