薩摩羊歯(読み)さつましだ

精選版 日本国語大辞典 「薩摩羊歯」の意味・読み・例文・類語

さつま‐しだ【薩摩羊歯】

〘名〙 シダ類ウラボシ科の常緑多年草。三重県九州にまれに産し、山地林下に生える。高さ一メートルぐらい。葉は叢生し、褐色鱗片を密生した柄がある。葉身は二回羽状深裂し、一〇対ほどの披針形で長さ一〇~一五センチメートルの羽片を持つ。胞子嚢(ほうしのう)は葉の裏面につき、円形包膜はない。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android