蕪栗村(読み)かぶくりむら

日本歴史地名大系 「蕪栗村」の解説

蕪栗村
かぶくりむら

[現在地名]田尻町蕪栗

加護坊かごぼう山の北麓にあり、南は大貫おおぬき村。丘陵中に舞岳まいたけ中沢目なかさわめ小沢こさわ長沢ながさわ伸萌しんぽう集落があり、前面は沼沢地を含む低平地。佐沼さぬま(迫川)のほか、川・とみ川・瀬峰せみね川・なつ川などが流れ、蕪栗沼前竹まえたけ沼がある(安永風土記)。のち前竹沼は新田開発により消滅。寛永一七年(一六四〇)検地帳(佐藤まさ子家文書)によれば、田一五貫一四八文・反別一二町三反余、畑三貫三九四文・反別一一町三反余、茶畑二〇文・反別一八歩で名請人一二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android