蕉園渉筆(読み)しようえんしようひつ

日本歴史地名大系 「蕉園渉筆」の解説

蕉園渉筆
しようえんしようひつ

一冊 小島蕉園(源一)

別称 蕉園遠州奇談

成立 文政八年

写本 竹内家

解説 文政六年遠州一橋家領代官となった小島蕉園が、在任中に見聞したことを雅俗を論じず、真偽を問わずに筆に任せて叙述したもの。山川・湊・古蹟・寺社・産物といった地誌的事項のほか七不思議怪談なども記す。蕉園は文政九年に榛原郡波津で没。

活字本 「新訳蕉園渉筆」「静岡県史」資料編一五

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android