静岡県史(読み)しずおかけんし

日本歴史地名大系 「静岡県史」の解説

静岡県史
しずおかけんし

三五冊 静岡県 平成元年―九年刊

解説 通史編は七冊で1原始・古代、2中世、3近世一、4近世二、5近現代一、6近現代二、7年表。資料編は二五冊で、1考古一(遺跡1)、2考古二(遺跡2)、3考古三(遺物)、4古代(神話・伝承、編年史料、木簡など)、5中世一(鎌倉時代)、6中世二(南北朝・室町時代)、7中世三(戦国時代1)、8中世四(戦国時代2)、9近世一(領主)、10近世二(村方・町方)、11近世三(開発・産業)、12近世四(社会)、13近世五(交通)、14近世六(文化1)、15近世七(文化2)、16近現代一(維新変革)、17近現代二(地方自治制の成立)、18近現代三(地方体制の確立)、19近現代四(大正デモクラシーと地方の再編)、20近現代五(昭和恐慌と戦時体制)、21近現代六(戦後改革と高度成長)、22近現代七(統計)、23民俗一(伊豆)、24民俗二(駿河)、25民俗三(遠江)。別編は三冊で、1民俗文化史、2自然災害誌、3図説静岡県史。昭和六〇年四月に発足した静岡県史編さん事業集大成としての内容を誇る。

静岡県史(旧版「静岡県史」)
しずおかけんし

三冊 静岡県編 昭和五年―一一年刊(昭和四七年復刊)

解説 大正一五年から開始された戦前の静岡県史編纂事業は、足立鍬太郎を中心に昭和一九年まで続けられた。当初五ヵ年計画であったが、史料調査を重んじる編纂方針から事業は長期化した。この間に「静岡県史」第一―三巻、「静岡県史料」一―五輯が刊行された。第二次世界大戦の激化により編纂事業は中断されたため、この時の「静岡県史」は鎌倉時代までの初期記述で終わっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報