精選版 日本国語大辞典 「蔵法師・倉法師」の意味・読み・例文・類語
くら‐ぼうし ‥ボフシ【蔵法師・倉法師】
〘名〙
① 中世の土倉経営者。高利貸業者。京都では延暦寺の山僧が大規模な活動を行なうことが多く、山法師、土蔵法師、土蔵坊主ともよばれた。また特に、室町時代、公方御倉の中で、僧形の者をいう。〔随筆・貞丈雑記(1784頃)〕
※俳諧・望一後千句(1652)一「月のはらひの日記そろはん 冷しき民も随ふ蔵ほうし」
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