蔵元・蔵本・倉本(読み)くらもと

精選版 日本国語大辞典 「蔵元・蔵本・倉本」の意味・読み・例文・類語

くら‐もと【蔵元・蔵本・倉本】

〘名〙
中世の質屋営業者。
宇都宮家式条(1283)四九条「一 入質物具等事。右、本物過一倍者、須倉下之意
江戸時代大名蔵屋敷に出入して、蔵物出納売却金銭用達を勤めた商人。多くは両替商掛屋(かけや)札差(ふださし)が兼ね、士分に取り立てられ、扶持米を与えられた。
※雑俳・折句式大成(1753)「留主居の肩に酔ふた蔵元」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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