蓮政寺(読み)れんしようじ

日本歴史地名大系 「蓮政寺」の解説

蓮政寺
れんしようじ

[現在地名]熊本市安政町

かつては蓮政寺町の通り約半分を占める寺地を有し、現在の東隣にある小泉八雲旧居跡、蓮政寺児童公園付近まで及んだ。現在は寺地も狭められ、建物も近代様式の建築となる。妙光山と号し、日蓮宗、本尊十界曼荼羅。「国誌」によると、慶長三年(一五九八)加藤清正の家臣加藤喜太郎の菩提を弔うため建立開山は仏乗院日性。その後蓮政寺三世日選と本妙ほんみよう寺三世日遥との間に、日選を本妙寺の後住とする契約があることを細川忠利が聞き、寛永一一年(一六三四)忠利は自ら蓮政寺へ出向き、寺領一〇〇石の証判をそれぞれ二人に与えた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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