蓮慶寺(読み)れんけいじ

日本歴史地名大系 「蓮慶寺」の解説

蓮慶寺
れんけいじ

[現在地名]津島市弥生町

松の古木に囲まれた寺院で、通称寺町てらまち筋を挟んで東に蓮台れんだい寺がある。永尾山と号し、真宗大谷派。本尊は阿弥陀如来立像。

寺伝によれば、往古天台宗海東かいとう大矢おおや(現稲沢市大矢町)にあったと伝える。住持専正坊が本願寺一〇世証如光教に帰依して改宗したという(雑志)。証如免状の大本絵、天正一〇年(一五八二)四月二四日の一一世顕如光佐裏書の方便法身像を蔵しており、所伝を証している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android