葉栄鐘(読み)ようえいしょう

百科事典マイペディア 「葉栄鐘」の意味・わかりやすい解説

葉栄鐘【ようえいしょう】

台湾の民族運動家,社会活動家,歴史家。青年時代林献堂らの台湾議会設置誓願運動に参加。1930年,日本の中央大学を卒業し,31年に雑誌《南音》を創刊。林献堂の秘書,台湾地方自治連盟書記,《台湾新民報》通信部長などを歴任戦後,46年に台中図書館の運営指導者となる。晩年は台湾近代の民族運動史の叙述専念名著《日本占領下の台湾の政治社会運動史》(1971年)を完成した。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android