萎・撓・霑(読み)しおれる

精選版 日本国語大辞典 「萎・撓・霑」の意味・読み・例文・類語

しお・れる しほれる【萎・撓・霑】

〘自ラ下一〙 しほ・る 〘自ラ下二〙 (歴史的かなづかいは「しをれる(しをる)」とする説もある。「しほる」の「ほ」がハ行転呼を起こしたため、早くから「しをる」と表記されたものか)
草木などが自身重みや他の力などによってたわむ。また、生気を失ってぐったりする。
万葉(8C後)一九・四二八二「言繁み相ひ問はなくに梅の花雪に之乎礼(シヲレ)てうつろはむかも」
② 悲しみなどのために気を落とす。しょんぼりする。
源氏(1001‐14頃)真木柱「すくよかなる折もなく、しほれ給へるを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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