菖蒲襲(読み)アヤメガサネ

デジタル大辞泉 「菖蒲襲」の意味・読み・例文・類語

あやめ‐がさね【菖襲】

襲の色目の名。表は萌葱もえぎ、裏は濃紅梅。陰暦4~6月に用いる。しょうぶがさね

しょうぶ‐がさね〔シヤウブ‐〕【××襲】

あやめがさね」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「菖蒲襲」の意味・読み・例文・類語

そうぶ‐がさね サウブ‥【菖蒲襲】

源氏(1001‐14頃)蛍「さうぶがさねのあこめ、二藍(ふたあゐ)の羅(うすもの)汗衫(かざみ)着たる童べぞ」

しょうぶ‐がさね シャウブ‥【菖蒲襲】

〘名〙 =あやめ(菖蒲)
御伽草子文正草子(室町末)「夏は涼しき泉殿、鴨やをしどり織りかけて、しゃうぶがさねの唐衣に」

あやめ‐がさね【菖蒲襲】

〘名〙 =あやめ(菖蒲)

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