菅相寺(読み)かんしようじ

日本歴史地名大系 「菅相寺」の解説

菅相寺
かんしようじ

[現在地名]守口市佐太中町七丁目

佐太さた神社の東側にある。曹洞宗、山号香林山、院号玉蔵院、本尊十一面観音。寺号は佐太神社の祭神菅原道真に由来し、江戸時代の山号は平林山。同社の宮寺であったので奥院と通称される。寺伝では行基の開基で、当初は薬師如来を本尊とする真言宗寺院であったという。正保元年(一六四四)領主で佐太社を再興した山城淀藩主永井尚政が、山城宇治興聖こうしよう寺の万安を請じ再興、以後曹洞宗に転じた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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