草本金山跡(読み)くさもときんざんあと

日本歴史地名大系 「草本金山跡」の解説

草本金山跡
くさもときんざんあと

[現在地名]山国町草本

英彦ひこ山の山伏が発見したと伝えられる。本格的な採金は寛永一八年(一六四一)からで、享保六年(一七二一)の村明細帳(山国町郷土誌叢書)に「金山掘二ケ所 是は寛永一八年小笠原信濃守様御知行所の節、金山始まり万治三年子迄二十年相稼ぎ十五年中絶仕り候、小笠原内匠頭様御代延宝二寅の年より四十四年相稼ぎ、享保三戌年、室七郎左衛門様御支配の節、砂金出申さずにつき御留山に罷成申候、請負人と申す者御座無候場所の儀は、百姓切替畑の内にて御座候」とあり、幕府領となってからも二〇年間採掘された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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