草刈馬(読み)クサカリウマ

デジタル大辞泉 「草刈馬」の意味・読み・例文・類語

くさかり‐うま【草刈(り)馬】

7月7日の朝、真菰まこもわらで作った馬に草を刈って背負わせ、家まで引いて帰る行事。また、その馬。農馬の安全を祈る。 秋》
草刈りに用いる駄馬。草刈りの馬。
「―の中に強からん馬に、あやしの鞍置きてもて」〈今昔二五・一一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「草刈馬」の意味・読み・例文・類語

くさかり‐うま【草刈馬】

〘名〙
① 草刈りの仕事に用いる駄馬。《季・夏》
※今昔(1120頃か)二五「厩に有る草茢馬の中に強からむ馬に、賤(あや)しの鞍置て」
七夕(たなばた)の飾りで、真菰(まこも)や藁(わら)で作った馬。真菰の馬。《季・秋》

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