草の袂(読み)くさのたもと

精選版 日本国語大辞典 「草の袂」の意味・読み・例文・類語

くさ【草】 の 袂(たもと)

① 草を衣とみて、その袂。
古今(905‐914)秋上・二四三「秋の野の草のたもとか花すすき穂に出てまねく袖と見ゆらん〈在原棟梁〉」
② 粗末な衣。世捨て人の着ている衣。
謡曲芭蕉(1470頃)「草の袂も露涙、移るも過ぐる年月は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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