茂才(読み)もさい

精選版 日本国語大辞典 「茂才」の意味・読み・例文・類語

も‐さい【茂才】

〘名〙
① すぐれた学才。また、その持主秀才
懐風藻(751)序「爰則建庠序、徴茂才、定五礼
太閤記(1625)二〇「博学茂才なる人々の作れる文共も、あるは千災を高験之貴僧に便り」
② 文章得業生(もんじょうとくごうしょう)異称の一つ。
※本朝麗藻(1010か)下「感勘解藤相公賢郎茂才蒙課試之綸旨聊呈鄙懐 源孝道
③ 中国で漢代に行なわれた官吏登用試験の科目。また、それに合格した者。もと「秀才」といったのを、後漢の代に光武帝劉秀の諱(いみな)を避けて呼びかえたもの。〔制度通(1724)〕 〔漢書‐武帝紀〕

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普及版 字通 「茂才」の読み・字形・画数・意味

【茂才】もさい

茂材

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