英雄色を好む(読み)エイユウイロヲコノム

デジタル大辞泉 「英雄色を好む」の意味・読み・例文・類語

英雄えいゆういろこの

英雄といわれる人は、すべてに精力的であるために女色を好む傾向も強い。

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精選版 日本国語大辞典 「英雄色を好む」の意味・読み・例文・類語

えいゆう【英雄】 色(いろ)を好(この)

英雄は精力があふれているため、女色を好む傾向が強いということ。
※福沢先生浮世談(1898)〈福沢諭吉〉「或は又英雄(エイユウ)(イロ)を好(コノ)むと云ひ心身屈強な者は必ず色に溺れると斯う云ふ」

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ことわざを知る辞典 「英雄色を好む」の解説

英雄色を好む

傑出した男は、決まって女好きである。

[使用例] 佐竹の数人の芸妓に囲まれているのを見て「佐竹さん、相変らず英雄色を好むとやらですね」と言った[森鷗外渋江抽斎|1916]

[解説] 英雄は、知力才能、または胆力武勇などが特にすぐれていること、またそういう人。並外れた能力をもつ者は、あらゆることに並外れたさまを示すということで、卑俗な女色を取り合わせたものでしょう。一方、女におぼれがちな男に対する非難揶揄、または自己弁護として用いられることもあります。

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